版画・合羽摺の森義利の作品リスト。代表作品。

森義利の作品リスト(代表作品)

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森義利の代表作品

森義利の代表作品は、主に1958年あたりから1980年代後半まであたりに多く存在します。染色家として活躍した後、60歳を過ぎてから合羽版の制作活動に打ち込んだこともあり、戦前生まれの芸術家としては近年の作品が多く存在します。30年余りの活動期間で残した作品数は1000点前後ですから、かなりの多作家といえるでしょう。躍動感あふれる構図とデフォルメ、力強い骨線摺りの線、情感豊かな色合いをお楽しみください。

暮の市

Year-end Market

合羽版 1957年

限定番号:30
サイズ:90.0×120.0

第一回東京国際版画ビエンナーレ展出品

森義利、合羽版、暮の市

少々昔の下町図絵

Map of Bygone Scenes of Shitamachi

合羽版 1983年

限定番号:
サイズ:72.0×91.0

第51回日本版画協会展出品
大正中期の日本橋浜町三丁目を中心に、両国橋、大川の流れを描いている。作者の若い頃の思い出の風景である。

森義利、合羽版、少々昔の下町図絵

助六

Sukeroku

合羽版 1981年

限定番号:30
サイズ:91.0×138.0

歌舞伎十八番「助六所縁江戸桜」から。花川戸助六、実は曾我五郎が名刀友切丸詮議のため吉原に出入し、受人三浦屋の揚巻に横恋慕する髯の意休に喧嘩をしかけ、ついに意休から刀を取りかえす。

森義利、合羽板、助六

もみじ賀の舞

Princess Genji's Dance of Autumn Leaves

合羽版 1975年

限定番号:50
サイズ:70.0×52.0

懐妊した藤壺のために催された試楽で、紅葉の下源氏は青海波を舞って称賛を得る。

もみじ賀の舞

赤仁王/仁王門/青仁王

Red Deva King
Gate of Deva Kings
Blue Deva King

合羽版 1960/1977/1960年

限定番号:50/50/50
サイズ:120.0×90.0/52.0×70.0/120.0×90.0

浅草仁王門の配置で三作を並べてみました。 三作はそれぞれ、単独の作品です。

赤仁王/仁王門/青仁王

お七

Crazed Oshichi Climbing a Fire Tower

合羽版 1971年

限定番号:50
サイズ:70.0×60.0

江戸本郷駒込の八百屋市左衛門の一人娘。大火で焼け出され、檀那寺に避難した際、寺小姓と情を通じ、恋慕のあまり火事にさえなればまた行かれると思い込み放火した事件が、浄瑠璃通称「櫓のお七」となり、降りしきる雪の中、櫓にのぼり太鼓を打ちならす場が人気を博す。

お七

連獅子

Dance of Two Lions

合羽版 1977年

限定番号:50
サイズ:72.0×91.0

歌舞伎舞踏、獅子の子落しで親子の情愛がテーマ。松羽目で狂言師二人が親子の獅子の狂いをみせる。

連獅子

知盛

Taira no Tomomori

合羽版 1977年

限定番号:50
サイズ:70.0×60.0

歌舞伎舞踏「船弁慶」の中から。知盛は平清盛の子で壇ノ浦で源氏に敗れ自刃するが、大物浦の海上で亡霊となり長刀をふるって義経一行を悩ます。

知盛

風神

Wind God

合羽版 1959年

限定番号:2
サイズ:78.0×59.0

バラモン教の根本聖典・ヴェーダでは日天、月天とともに三神の一つで、名誉・福音の神。後に護世天となり西北の守護神となる。日本では裸形で風袋をかつぎ天空をかける姿で表現されている。

風神

雷神

Thunder God

合羽版 1959年

限定番号:2
サイズ:78.0×59.0

雷電を起こす。鬼のような姿をして虎の皮の褌をまとい、太鼓を輪形に連ねて負い手に桴を持つ。

雷神

二つの面

Two Masks

合羽版 1960年

限定番号:30
サイズ:72.0×91.0

二つの面

森義利

合羽版を摺る森義利合羽摺りという技法を用いた、合羽版を考案した日本を代表する版画家。生まれ育った東京下町の風物や歌舞伎、武神、歌舞伎、源平合戦などをテーマとした力強い作風が持ち味。ダイナミックな『動』の作風に魅了された国内外のコレクターにより、作品の多くはいまも愛蔵されている。

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